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男の絶対的な急所、金玉。それを責める女性たちのお話。


「ハア…ハア…」

タカヒコは射精を免れた安心感と敗北感が入り混じった気持ちで、荒い呼吸を繰り返していたが、やがてマリナの手が、いつまでも自分のペニスを離してくれないことに気がついた。

「お、おい…」

「じゃあ、男子は負けたってことで、もう一枚脱いでもらいたいんだけど。なにも脱ぐものないよねー」

「え…?」

「なのでぇ。脱いでっていうか、ヌイて?」

マリナの手が、再び激しく上下運動を始めた。
どうやら彼女は今回、男子に徹底的に屈辱を与えるつもりらしかった。
勝負の流れとはいえ、ブラジャーを取って上半身を晒すことになってしまったのを、根に持っているようだった。

「お! あ…はぁ! ふぅ!」

一旦は静まったタカヒコの興奮が、再びレッドゾーンに突入した。

「ちょっとぉ。声、出しすぎだから」

「えー、部長、ヌカされちゃうの? 出ちゃうの?」

マリナはクスクスと笑い、ユラも面白そうに近づいてきた。
目を開ければどうしても二人の巨乳が目に入ってしまうタカヒコは、必死に目をつぶっていた。
絶え間なく押し寄せてくる快感に、腰を引いて、歯を食いしばって耐えていると、不意に背中に、何か柔らかいものが当たった。
むにょん、としたその感触は、タカヒコがそれまで感じたことのない柔らかさで、それがユラの二つのオッパイであることに気がつくと、ハッとして目を開けてしまった。

「ん? どうしたの?」

にっこりと笑うマリナの顔を見たときに、タカヒコの中で糸のようなものがプツンと切れた。

「あっ! ああっ!!」

マリナの手の中でペニスが脈打ち、大量の精液が先端から飛び出してきた。

「きゃーっ!?」

女子たちから悲鳴ともとれる歓声が沸いたが、タカヒコの耳には何も聞こえなかった。
射精の瞬間、全身の筋肉が限界まで硬直し、出すものを出してしまった後は、虚無感と疲労感に襲われる。
部活動中に、後輩や女子を含む部員たちの前で射精してしまったことを後悔するのは、もう少し時間が経ってからのことだろう。

「やー。出しちゃったねー。ちゃんと掃除しといてよ?」

自分がそうさせたというのに、マリナはタカヒコの射精に対して雑だった。
汚いものでも触っていたかのようにペニスを離してやると、タカヒコはがっくりと座り込んでしまった。
男の方は性的に興奮し、欲情して絶頂をむかえたというのに、女は欠片ほどもそんな気持ちがなかったということが、さらにタカヒコの劣情を膨らませた。

「ではでは。部長がこうやって率先してヌイてくれたので。男子のみんなもヌイちゃおっか?」

タカヒコの背中に胸を押し付けて、その射精をサポートしたユラが、すっかり意気消沈している男子部員たちに向かって言った。
え? と、まだ金玉の痛みに苦しむツカサ達を含め、男子たちは全員顔を上げる。

「そ、そんなこと…」

「ん? できない? できないってさ、マリナ」

「んー。じゃあね、これから毎日、女子たちの金的蹴りの稽古に付き合うってことでもいいよ。絶対手加減しないけど。あ、金カップもなしね」

「あ、それいいね。そうしようか」

「いいよ。楽しそう」

女子たちの中からも、同意する声が上がった。
今までも組手の最中などに金的蹴りを食らってしまうことがあったが、そのたびに男子たちは男の苦しみを味わっていた。
それを毎日、しかも手加減しないとなると、どのような地獄絵図になるのか、想像するのも嫌だった。

「そ、そんな…」

今もなお金的蹴りの痛みに苦しむツカサが、泣きそうな顔をした。

「なに? それもイヤなの? いい加減にしてよね。あれもイヤ、これもイヤって。負けたんだから、男らしく罰を受けなさいよ!」

「そうだよ。アタシたちだって、裸になるのを賭けたんだから。男子にも恥ずかしい思いをしてもらわないと、釣り合わないよ?」

ツカサを始め、男子たちは言葉がなかった。
この究極の選択でどちらを選ぶかは、男としては明白だった。



10分後。

「うっ!」

「ああっ!」

「はあっ!」

正座をした男子部員たちが一列に並び、下半身を露出させ、自らの肉棒をしごいていた。
何人かはすでに絶頂をむかえてしまい、一瞬の満足感と永く消えない羞恥心にがっくりとうなだれている。

「えー、男子ってこうやってするんだぁ」

「すっごい手を動かしてるね。あ、また速くなってきた。ねえ、動画撮っていい?」

「ねえ、恥ずかしくないの? 女の子の前でさ。え? もうイクの?」

同級生や後輩の女子部員たちに見られながら、男子たちは屈辱的な自慰行為を強いられていた。
何人かの男子は、こんな状況で興奮できるものかと思っていたが、ユラやマリナをはじめ、ブラジャーを外した女子たちの胸がまださらけ出されたままだったので、男の子たちの体は、本人たちが思っている以上に簡単に反応してしまったのだった。

「う…あ…!」

ほとんどの男子たちが射精し終わった後、最後にツカサが残ってしまった。
ツカサのイチモツはビキニパンツから大きくはみ出して天を突いており、女の子たちに言われるまましごき続けていたが、彼に残されたわずかなプライドが、射精に至るのを防いでいた。
結果、女子部員全員の目がツカサに集中してしまうことになった。

「ツカサぁ。アンタ、まだイカないんだ? 最後になっちゃったよ」

先ほどツカサの股間を思い切り蹴り上げたユラが、目の前に来た。
金的蹴りの痛みはまだしっかりと残っていて、それも射精に至らない理由の一つだったが、彼女の方はそんなことなど忘れてしまっているようだった。

「なに我慢してんの? もしかして、また蹴られたいの?」

「えー、そうなの? ユラの金的蹴りで、目覚めちゃった?」

女子たちは勝手な想像を口にしていたが、ツカサは言い返すことができなかった。
やがてユラの右足がツカサの股間に伸びて、彼がしごいているペニスの下にある膨らみを踏みつけた。

「うっ!?」

それはまだ痛みを感じるほどではなかったが、ユラがその気になれば、すぐにでも睾丸を圧迫できるはずだった。

「ほらぁ。早くイキなよ。また痛くしちゃうよ? ほらほら」

ユラは言いながら、リズミカルにツカサの睾丸を踏みつけた。
ビキニパンツに包まれたその膨らみは、ユラの白い足の下で、ゴムボールのようにグニャグニャと変形している。

「あっ! うっ!」

ツカサの口から吐息が漏れる。
痛みと快感のきわどい境界線にいる感覚だった。

「えー? これがいいの? 電気あんまみたいなヤツ? ほらほら。どう?」

ユラは踏みつけながら、さらに指先を使って、ツカサの睾丸をマッサージするように転がしてみた。
ツカサはさらに喘ぎ声を上げる。
下半身の感覚が股間に集中し、猛烈なスピードでペニスをしごきはじめた。

「うう…ああっ!!」

右手のスピードが最高潮に達したとき、不意にその動きがピタリと止まり、ツカサが体を震わせた。
ビュルッ! と音を立てるようにして、ペニスの先端から白い液体が飛び出してきた。

「きゃーっ!?」

ユラは慌てて足を引き、体をのけぞらせる。
目の前を、ツカサの精液が糸を引くようにして通り過ぎていった。

「あ…ハア…ハア…」

ツカサは放心状態で、自分が出した精液が道場の床に飛び散っていくのを眺めていた。
数秒間の沈黙の後、弾けるような笑い声が女子たちから上がった。

「すっご! めちゃくちゃ飛んできたんだけど! ヤバくない?」

「水鉄砲みたいだね。なんでそんなに飛ぶの?」

「これが射精っていうんでしょ? ウケる!」

集団で笑い合う女の子たちを止める方法を、男たちは持っていない。
ただ、自分の最もプライベートな部分を女の子に見られてしまったという、一生忘れることのできない恥辱を感じ、うなだれているだけだった。

「すっごいのが見れたね。あー、面白かった。じゃあ、男子は掃除しといてね? すごい臭いだよ、これ」

「ホントホント。明日も部活するんだから、しっかり掃除しといてよ」

マリナとユラが指示を出し、男子たちは無言でうなずくことしかできなかった。
部長のタカヒコは、もうずっと前から顔を上げようともしない。
そこにマリナが声をかけた。

「タカヒコ、一応聞いとくけど、来月もやる?」

「え…? あ、いや…もう…」

タカヒコが男子部員たちを見回すと、みな無言だったが、言いたいことはしっかりと伝わってきた。
もうこれ以上、急所を蹴られる痛みや屈辱を味わいたくはない。
そんなことをするくらいなら、おとなしく雑用や掃除をしている方が百倍ましだと、ようやく男子たちは気がついたようだった。

「だよねー。じゃあ、これからはずっと掃除とかいろいろ、よろしくね?」

マリナはその答えを予期していたかのようにうなずいて、にっこりと笑った。
女の子たちが笑いながら引き上げていく様子を、男子たちは直視することができなかった。




終わり。


名作!
[2020/08/12 Wed] URL // #- [ 編集 ] @
最高でした!
[2020/08/13 Thu] URL // #- [ 編集 ] @
男の急所である金的の脆さだけでなく、
男性器というもの自体をぶら下げている滑稽さが強調されてるのが素晴らしいです。
女子側も上半身裸という条件にも関わらず、男子とは違い堂々としてるのが対比されててそそります。

最後がペニスを握られて性欲を煽られ敗北宣言というのも、実に恥辱的でたまらないです!

ありがとうございました!
[2020/08/21 Fri] URL // #WGv/JGO2 [ 編集 ] @
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[2020/10/26 Mon] // # [ 編集 ] @

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