「アンタ、まだ分かってないの? いい? ここから先は、アンタがウソをつくたびに、こうやって金玉を痛めつけていくからね。ホントに潰れたって知らないから。アンタみたいな変態の金玉なんて、潰れた方が世の中のためよ」
「ぐ、え…!」
カズキは苦しみにあえぐ。
「コイツ暴れるだろうから、もう縛っちゃおうか。なんか、縛れるものあるかな?」
「テーピングがあるよ。これで縛ろう」
「いいね。両手を後ろで縛るか」
マキがカズキの金玉を握ったまま、ヨウコが陸上で使うテーピングを取り出して、両手首をグルグルと縛りつけた。 テーピングは関節を固定するためのものだから、かなり丈夫で、カズキの力で引きちぎれるものではない。 カズキは抵抗したかったが、体を動かすたびに、マキにしっかりと握られた睾丸が引っぱられる形になってしまい、激しい痛みが体の自由を奪ってしまった。
「さあ、これで尋問が始められるわね」
両腕が後ろで縛られると、カズキはまさしく何の抵抗もできない状態になってしまった。 3人の女の子たちに、自分の急所を晒し続ける恥ずかしさと恐怖は、言い表しようもないものだった。
「そうだ。ユイちゃんに、男の金玉の仕組みを教えてあげる。見てて」
ヨウコはそう言って、カズキの股間の側にしゃがみこんだ。 ユイは先ほどまで恥ずかしそうに、カズキの裸を直視できないでいたが、やがて慣れ始めたのか、カズキの側まできてしゃがみこんだ。 ユイはおとなしい子だったが、同時に年頃の女の子として、男の体への好奇心は強く持っているのだ。
「これが、男のチンチン。チンポとかポコチンとかとも言うね。コイツのは小さいけど、大人になると、もっと大きくなるの」
ヨウコには小学生の弟がいて、特に仲が悪いというわけではないのだが、気の強い姉に、弟はずいぶん被害を受けているらしい。 弟を裸にして遊んだりしているうちに、ヨウコは男の体のことに詳しくなっていったようだ。
「あ、はい。なんか、カワイイですね。ソーセージみたい」
カズキは次々と投げつけられる屈辱的な言葉に、顔を真っ赤にして耐えていた。 すぐにでもうつ伏せになって隠したかったが、そんなことをすれば、またどんなに金玉を痛めつけられるか、わかったものではない。
「で、この下にあるのが、金玉袋。この中に、金玉っていう玉が二つ入ってるの。ほら、触ってみて」
ヨウコはおもむろに、カズキの金玉袋を指でつまんで、ユイに示した。
「え、いいんですか?」
ユイも恐る恐る、手をのばしてみる。 ユイがカズキの金玉袋をつまんでみると、意外なほどヒヤリとした温度と、ブヨブヨとした感触が伝わってきた。 そのまま手のひらで掴んでみると、中でコロコロと転がる、堅い楕円形の玉を発見した。
「あ! これが、金玉ですか? 二つある。」
ユイはつい、羞恥も忘れて、嬉しそうに叫んだ。
「そう、それ。意外と弾力があるでしょ」
「はい。なんか、コリコリしてます。ちゃんと、左右の袋に一個ずつあるんですね。面白い。これを蹴られると、痛いんですか?」
ユイは無邪気に言いながら、カズキの金玉を軽く揉み続ける。 先ほどまでマキの強烈な力に握られていた金玉も、ユイの柔らかい手の感触に触れたことで、心地よいものを感じつつあった。
(ヤバイ!)
カズキがそう思った時には、すでに男のスイッチが入ってしまった後だった。 性格はキツイとはいえ、ルックスの面では申し分のない陸上部の美少女3人が、自分の全裸を見て、金玉を揉みしだいている。 痛みと恐怖で忘れかけていたが、これほど恥辱的な興奮をそそる場面は、カズキの人生にはかつてなかったことだった。
(ヤバイ! 勃っちゃうよ)
そう思った時、カズキのペニスはすでに膨らみつつあり、ヨウコたちがそれに気がつかないはずはなかった。
「あれ? なんか、先輩のチンチンが…」
「あ! 勃ってきたね。おい、バカズキ! なに考えてんの!」
「あ、これ、勃ってるっていう、アレなんですか? どうしよう…」
そう言いつつも、ユイは金玉を揉む手を離さない。 カズキの勃起は、もう止める術がなかった。
「お仕置きされてんのに勃起するとか、マジで変態だな。キモい、バカズキ! しかも、勃っても全然小さいし」
マキはしゃがみこんで、カズキのペニスを指で弾いた。 確かにカズキのペニスは、勃起してもさほどサイズは変わらず、しかも皮を被ったままだった。
「うう…。しょうがないだろ! なんか、自然となるんだよ。もう、離してくれよ」
「ユイちゃん、金玉が痛いかどうか、それ、握ってみたら?」
ヨウコはカズキを無視して、ユイが握ったままの金玉を指差した。
「え? いいんですか? さっき、すごく痛がってたから…」
「大丈夫、大丈夫。こんな変態、ちょっと懲らしめた方がいいよ。ユイちゃん、ユニフォームを盗られてるんだよ?」
「あ、はい。…いいですか?」
ユイは律義にカズキの顔を見て確認するが、カズキは当然、必死に首を横に振る。
「バカズキも、ユイちゃんに金玉握ってもらって嬉しいよね? アンタいつも、ユイちゃんが練習してるとこ、エロい目で見てたじゃない」
カズキはギクッとして、マキの方を見た。
「ハハッ! 何、その顔? バレてないとか思ってた? 馬鹿じゃないの? アンタみたいな変態、2年の女子はみんな警戒してるんだからね。こないだ、ユイちゃんがユニフォーム着てたときも、後ろからお尻をジッと見てたでしょ。エロい目で!」
カズキはまずいと思ったが、心当たりのあることなので否定もできず、ユイの方を見ると、ユイは驚いた表情で、カズキの方を見ていた。 やがてカズキと目を合わせると、恥ずかしそうにうつむいてしまう。
「ゴメンね、ユイちゃん。近いうちに注意しようと思ってたんだけど、まさかこんなことするとは思わなかったから」
カズキは再び、恥ずかしさで顔を真っ赤にしてしまった。 確かにユイはカズキの好きな女の子のタイプで、練習中に密かに目で追っていたことはある。 陸上部の女子のユニフォームは、ビキニの水着と間違えるくらいピッチリとした面積の狭いもので、女子は下着をつけずにそれを着用するため、年頃の男子にとっては、相当刺激の強いものとなっている。 それを週に一度、タイムを計測するときには、全員が着用することになっていた。その日は、カズキにとって密かな楽しみとなっていたのである。 ユイのすらりと長く伸びた、白い太もも。スタートラインに構えたときの、美しいヒップライン。ハードルを飛び越えるときに垣間見える股間のしわなど、カズキはユイの入部以来、さりげなく目に焼き付けておいて、夜には家で自慰に励んだことがあった。 そんな自分の心の内をマキたちに見透かされて、カズキはまた死にたいくらい恥ずかしくなった。 一方のユイは、初めて知らされるカズキの自分へのいやらしい欲望を、顔を伏せて黙って聞いていた。
「だから、ユイちゃん。遠慮しないで、金玉握り潰しちゃいな。そうすれば、もうユイちゃんのことを変な目で見る事もなくなるから」
「…はい! 私、潰してやります!」
ユイは突然顔を上げて、大きくうなずいた。 カズキを見たその顔は、恥ずかしさと怒りで満ちている。
「ちょ、ちょっと待って…」
「ええい!」
カズキの叫びも空しく、ユイはカズキの金玉を、右手で思い切り握り込んだ。
「ぐえぁぁ!」
電撃のように走る痛みに、カズキは背中をのけぞらせて反応した。 さきほどまで優しく撫でてくれていたユイの手は、一転して万力のように強烈にカズキの金玉を締め上げている。 マキやヨウコと違って、不器用ではあるが、手加減のない握りに、カズキは泣き叫んでしまった。
「うおお! やめて! 放して!」
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